ぶどう

品川教会の牧師

吉村和雄牧師

●名誉牧師・吉村和雄から

 時々「なぜあなたは牧師になったのですか」と問われることがあります。特にわたしが大学で機械工学を専攻したいわゆる理科系の人間なので、「そういう人がなぜ?」と思われるのかも知れません。

 でも、こういうことを考えるのです。100年前と今とでは、明らかに今の生活が便利です。でもそれでは昔の夫婦と今の夫婦とどちらが幸せかと問われたら、今の方が幸せだとは言い切れないでしょう。あるいは現代はSNSやメールなどいろんなコミュニケーションのツールがありますが、それでも昔より今の方が人と人との絆がずっと深いとも言い切れないでしょう。科学や技術は人間の生活を便利にしてくれますが、人間を幸せにしたり、絆を深めてくれるものは、もっと別なものです。牧師のすることは、人間の生活のその部分に関わっています。

 
名誉牧師・吉村和雄(よしむらかずお):プロフィール
1949年福島県生まれ。東京大学工学部精密機械工学科卒業後、民間企業のエンジニアを経て、1983年東京神学大学修士課程を修了した後、キリスト品川教会副牧師に就任。1990年より主任牧師に就任し、2021年7月より名誉牧師となる。

吉村牧師と子供達

▲第1礼拝終了後のエントランスで教会学校幼稚科の子ども達と握手する。

主任牧師・黄允湜

●主任牧師・黄允湜から

 韓国ドラマ、「冬のソナタ」が日本において、大きなブームになったときに、どうしてこれほどに大きな反響を起こしているのかと思いました。そう思いながら、私なりに出した結論は、このドラマに出ている「純粋な愛」に、皆が憧れているのではないかということでした。実際、人と人との間の愛と友情、これらは、これら自体に、純粋さを持つときに、美しく、また、感動を引き起こすものとなります。

 人は誰でもそういう美しい、きよい関係を憧れているのではないでしょうか。聖書が示していることも人間が憧れているそういった純粋な関係を築き上げて生きる道と言えると思います。ところが、聖書は、そのためには、まず、人間の中に潜んでいる深刻な問題に、人はそれぞれ直面しなければならないと伝えています。

主任牧師・黄允湜(ふぁん ゆんしっく):プロフィール
1973年韓国釜山生まれ。高神大学英語英文学科卒業後、東京基督教大学を経て、2008年よりキリスト品川教会副牧師に就任、2021年7月より主任牧師に就任し現在に至る。

説教する副牧師

▲第2礼拝で説教する黄允湜 牧師

副牧師ふぁんゆんしっく

●副牧師・菊池美穂子から

 わたしはキリスト教学校の小学校に入学したことがきっかけで、教会に通うようになりました。その時に興味を持ったのが宣教師の話でした。まだ二十歳にもならない若者が、海を渡って日本まで行こうと思ったのです。この人たちを動かしたものは何だろうと。

 それからしばらくして、教会で多くの方々との出会いを与えられ、そこで見たのは、今まで倒れていた人が、聖書のはなしを聞くようになって立ち直り、涙を流して泣いていた人がもう一度笑うようになる姿でした。

 まだ若かった宣教師を動かしたのも、倒れている人を立ち直らせたのも、聖書が語っている神さま、イエス・キリストが働かれたからです。教会は、あなたが立ち直れるところ、あなたに生きる力を与えてくれるところです。

 

副牧師・菊池美穂子(きくちみほこ):プロフィール
1981年神奈川県生まれ。国際基督教大学教養学部社会科学科卒業後、2017年東京神学大学修士課程を修了した後、2018年よりキリスト品川教会副牧師に就任し現在に至る。

説教する副牧師

▲第1礼拝で説教する菊池美穂子副牧師
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教会スタッフの紹介

 品川教会では現在、専任スタッフが教会のさまざまな働きを技術的・事務的に下支えしています。牧師、副牧師をサポートし、また月曜から土曜日の週日に行なわれている音楽プログラム等の運営も担っています。