聖書の読み方
キリスト教会の信仰の基盤は聖書です。
聖書を通して、わたしたちは自分に語りかけてくださる神さまの言葉を聞きます。聖書は旧約聖書と新約聖書から成っています。「約」は約束です。ですから旧約聖書は旧い約束の書、新約聖書は新しい約束の書、という意味です。旧約は主にイスラエルの歴史が書いてあります。新約はイエス・キリストの出来事を記した4つの福音書、弟子である使徒たちの活動を記した使徒言行録、および使徒たちの残した手紙から成り立っています。
今でも世界中の聖書学者が聖書の一字一句に至るまで細かく研究しています。聖書はこれらの厳しい学問的な批評に耐えて伝えられていますから、わたしたちは安心して聖書を読むことができるのです。
聖書には難しくてわからないところと、よくわかるところがあります。初めは、難しいところはとばして、よくわかるところを読むのもひとつの方法です。もし、これは自分に言われている言葉だ、と思うところがあったら赤線を引いておくとよいです。聖書が自分の聖書になります。
聖書の読み方が我流にならないように、教会の礼拝や聖書の会に出席し、お話を聞くことも大切です。
▲聖書は読み続けるほどに愛着のある自分の聖書になってくる。