ぶどう

品川教会の信仰

 キリスト教会には、ギリシャ正教会、ローマカトリック教会、聖公会、プロテスタント教会の4つの流れがあります。そしてプロテスタント教会はルター派、長老派(改革派)、組合派などに分かれます。キリスト品川教会は、プロテスタント教会で、信仰の伝統としては、長老派に属します。

 品川教会の初代の牧師である佐伯倹牧師は長老派の教会で育った人ですが、とてもユニークな考えを持っていて、カトリックとプロテスタントの中道を行くことを目指しました。その考えは特に礼拝の中に反映されていて、品川教会の礼拝にはカトリック教会や聖公会の伝統に触れている部分が少なくありません。一番大きな特色は、毎週の礼拝で聖餐を祝うことです。礼拝の形は時代と共に変わっても、毎週聖餐を祝うことは変わることがないでしょう。

 教会生活のあり方としては、教会の主要な働きが教会員の組織化された奉仕によって支えられていることが特色です。同時に慰めのコイノーニア(共同体)として教会を形成して行くことを目指しています。

聖餐式

※品川教会では、クリスチャンの方であればどなたでも礼拝で聖餐に与れます。
十字架のもとでひざまずき、パンとぶどう酒を受けます。
ぶどう

使徒信条(日本キリスト合同教会信仰告白):全文

 わたしたちはこのように信じて、告白いたします。

 旧新約聖書は神の霊感を受(う)けて書かれ、キリストをあかしし、福音の真理を示し、教会が根拠とすべき唯一の正典です。聖書は、聖霊によって、神について、救いについて、完全な知識をわたしたちに与える神の言葉であり、信仰と生活との誤りのない規範であります。

 主イエス・キリストによって啓示され、聖書にあかしされている唯一の神は、父、子、聖霊である三位一体の神であられます。御子はわたしたち罪人の救いのために人となり、十字架にかかり、ひとたびご自身を完全ないけにえとして神にささげ、わたしたちのあがないを成就し、復活して永遠の命の保証を与え、今もなお、わたしたちのためにとりなしておられます。

 神は、恵みによりわたしたちを選び、ただキリストを信じる信仰によって、わたしたちの罪を赦して、義となさいます。この変わらない恵みのうちに、聖霊は、わたしたちを潔めて義の実を結ばせ、そのみわざを成就なさいます。

 教会は主キリストの体であり、恵みによって召された者のつどいであります。教会は、公の礼拝を守り、福音を正しく宣べ伝え、洗礼と、聖餐との聖礼典を行ない、霊的に成長し、愛の業に励みながら、主が再び来られるのを待ち望みます。

 わたしたちはこのようにじ、代々の聖徒と共に、使徒信条を告白いたします。

 わたしは天地の造り主、全能の父である神を信じます。

 わたしはその独り子、わたしたちの主、イエス・キリストを信じます。主は聖霊によって宿り、処女マリヤから生まれ、ポンテオ・ピラトのもとで苦しみを受け、十字架につけられ、死んで葬られ、陰府に降り、三日目に死人のうちからよみがえり、天に昇られました。そして全能の父である神の右に座しておられます。そこから来られて、生きている者と死んでいる者とを審かれます。

 わたしは聖霊を信じます。聖なる公同の教会、聖徒の交わり、罪の赦し、身体のよみがえり、永遠の命を信じます。アーメン

 
※使徒信条は毎週の主日礼拝で告白しています。
第一礼拝では後半部分を、第二礼拝では全文を唱えています。