楽しいバザーについて
「楽しいバザー」中止のご案内
これまで毎年、国民の祝日「体育の日」に行って参りましたキリスト品川教会の「楽しいバザー」は中止とさせていただきます。
皆さまのご理解のほど、お願い申し上げます。(更新日:2023.06.01)
●品川教会のバザーについて
品川教会は1949年7月に第1回のバザーを行ないました。戦争直後の物資の少ない時でしたが、借りていた土地の立ち退きを求められ、教会員が祈って相談した結果、「バザー」というアイデアが与えられ、会堂建築献金を始めました。教会員は配給の米や砂糖を持ち寄り、また当時日本に駐留していた米軍の人々に働きかけ、中古衣料や食料の献品を求め、多くの人々の協力を得てバザーをしました。
当時は建物がないため全て露天で行なわれましたが、同じ年の第2回目のバザー11月26〜27日では、連日、雨が降り続き皆とても心配しました。しかし、バザーが始まった頃雨はやみ、2日間のバザーが終わって後片付けが終わると、再び雨がザーッと降ってきたのです。聖書の「出エジプト記」にある、紅海の水が分かれて奴隷であったイスラエルの民が神さまから導きだされたように、神さまがわたしたちの先頭に立って下さっていることを教会全体がそのとき確信し、いまでもこの出来事を教会記念日としています。
▲左:1949年7月の第1回バザー 右:11月の第2回バザー。(どちらも野外バザー)
この2回のバザー収益によって現在の土地の購入と礼拝堂建設資金の見通しが与えられ、以来毎年品川教会は特別な思いで、教会に連なる多くの人々の奉仕と協力でバザーを続けてきました。なお、バザー券は当時からずっと変わらずに入場料としていただき、経費の一部にあててきました。毎回3,000人以上の方々が来てくださるこのバザーを通して、わたしたち教会の働きを少しでも知っていただきたく願っています。